2017.08.27 金沢ベイフォーラム
御礼~金沢ベイフォーラムはお陰さまで盛況のうち無事終えることができました。関係者の皆様、ご来場の方々に御礼申し上げます。
日 時:8月27日(日) 14:00〜17:00
会 場:西田幾多郎記念哲学館 (石川県かほく市内日角 井1)
参 加 費 :無料
定 員:120名(事前申込制)
地域資源を活かした「金沢ベイエリア」の地域づくり
〜地域の文化を知り、これからを考える〜
港は人、もの、情報が交わり、新たな文化を生み出す拠点です。
近年の金沢港は、物流拠点や工業港の役割だけでなく、クルーズ船等の寄港が増え、人や文化の交流拠点として発展してきています。
すでに、金沢港に隣接するベイエリアには、金石・大野の海上交通による文化の交流や商家の繁栄、河北の自然やそこで育った哲学の思想、内灘の住民による平和への闘争の歴史など文化的な資源が多くあります。
これらの文化やレジャー、歴史、自然、といった「金沢ベイエリア」の地域の資源を活かした、地域づくりの可能性について議論します。
※北前船の画像提供…加賀市 北前船の里資料館 ※画像の転用を禁止します。
プログラム
14:00-15:30
開会挨拶 NPO法人趣都金澤理事長 浦淳
新文化エリア創造委員会 辻匡
【第1部】 話題提供
(1)「金沢港の開発と今後の発展可能性」
畠田繁実氏 国土交通省北陸地方整備局 金沢港湾・空港整備事務所 所長
(2)「金沢・内灘・かほくベイエリアの近世・近代」
本康宏史氏 金沢星稜大学経済学部教授
(3)「北陸における方言の海上伝播の可能性と港の役割」
加藤和夫氏 金沢大学人間社会学域国際学類・教授
(4)「地域資源を結びつける連携とまちづくり~コミュニティデザインをどう進めるか」
中村陽一氏 立教大学21世紀社会デザイン研究科委員長・教授/社会デザイン研究所所長
15:30-15:40 休憩
15:40-17:00
【第2部】 全体ディスカッション
「文化の港からのあらたな地域づくり」
(1)テーマ解説
「地域の文化を知り、未来につなげる:西田哲学と社会デザイン」
コーディネーター 大熊玄氏
西田幾多郎記念哲学館副館長/立教大学21世紀社会デザイン学部准教授
(2)パネルディスカッション
パネリスト 畠田繁実氏、本康宏史氏、加藤和夫氏、中村陽一氏
コーディネーター 大熊玄氏
※講演タイトル等については変更になる可能性があります。
◯講師プロフィール
●畠田 繁実(はたけだ しげみ)
国土交通省北陸地方整備局金沢港湾·空港整備事務所長
鹿児島県出身。1994年4月運輸省宮崎港工事事務所 採用。外務省在パナマ大使館一等書記官、国土交通省港湾局技術企画課港湾工事安全推進官、内閣府沖縄振興局参事官(振興第三担当)付専門官を経て2017年4月から現職。
●本康 宏史(もとやす ひろし)
金沢星稜大学経済学部教授・地域連携センター長
東京都出身。博士(文学)。主に文化・科学技術に関わる日本近代史、地域史を専門とする。
金沢大学資料館客員研究員、小松市立博物館運営審議委員、中京大学社会科学研究所特任研究員などを歴職した。最近の研究テーマ「軍都」の社会構造、「加賀百万石」の記憶について取り組んでいる。
主な著書、論文『石川県の歴史』(共著、山川出版社、2000年刊)『軍都の慰霊空間』(単著、吉川弘文館、2002年刊)、『からくり師大野弁吉とその時代』(単著、岩田書院、2007年)。
●加藤 和夫(かとう かずお)
金沢大学人間社会学域国際学類長・教授
福井県越前市(旧武生市)生まれ。東京都立大学大学院修了。1991年4月金沢大学着任。
2008年4月より金沢大学人間社会研究域 歴史言語文化学系(人間社会学域 国際学類)教授。専門は日本語学(方言学)、社会言語学。金沢大学着任後は北陸方言の記述的、社会言語学的研究と小・中・高の国語教師養成及び外国人のための日本語教師養成に携わる。平成23年度(第32回)金沢市文化活動賞受賞。
主な著書:『どうなる日本のことば―方言と共通語のゆくえ―』(共著 大修館書店 1999)、『お国ことばを知る 方言の地図帳』(共著 小学館 2002)、『新 頑張りまっし金沢ことば』(監修 北國新聞社 2005)、「マジ やばっ 方言学」「マチかど方言学」(連載監修 北國新聞2013~2014)、『みまっし、きくまっし 小松の方言』(単著 小松市 2017)など。
●中村 陽一(なかむら よういち)
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科委員長、教授/社会デザイン研究所 所長
金沢市出身。一橋大学社会学部卒業。出版社、日本生協連を経て、非営利ネットワーク型シンクタンク・消費社会研究センターを設立。東京大学社会情報研究所客員助教授、都留文科大学助教授、教授を経て、現職。立教大学法学部教授、社会デザイン研究所所長。日本NPO学会発起人・前理事、社会デザイン学会副会長。多数のNPO法人、ソーシャルビジネスの運営やサポートなど、現場と往復しつつ実践的研究、基盤整備、政策提言に取り組む。地域連携や民学産官協働によるまちづくり、コミュニティデザイン、社会デザインの専門家でもある。
編著・共著に『クリエイティブ・コミュニティ・デザイン』(フィルムアート社)、『3・11 後の建築と社会デザイン』(平凡社新書)、他多数。
●大熊 玄(おおくま げん)
西田幾多郎記念哲学館副館長/立教大学21世紀社会デザイン学部准教授
1972年千葉生まれ、新潟育ち。立命館大学(東洋史学専攻)卒業、金沢大学大学院修士課程(哲学専攻)修了、同大学院博士後期課程単位取得満期退学。専門は仏教思想、西田哲学。1999年から1年のインド留学(Pune Univ.)から帰国後、「石川県西田幾多郎記念哲学館」の開館準備からたずさわり同館専門員・学芸課長、金沢大学非常勤講師を経て、2015年より同館副館長、現職。西田哲学会理事、北陸宗教文化学会理事。著書『鈴木大拙の言葉 世界人としての日本人』(朝文社)、『鈴木大拙/大拙の言葉』(金沢市国際文化課)、編著書『西田幾多郎の世界』(西田哲学館)等。
金沢ベイフォーラムはお陰さまで盛況のうち無事終えることができました。
<当日の様子>